企業が35歳以上を採用したがらない理由
また上司がいつもの説教を始めている。
そんな中聞こえてきたセリフが「どうして35歳以上のおっさんは採用されないか知ってるか?」といった質問だった。
説教されている若手は首をかしげながら難しい顔をしていた。
その上司いわくこういった理由らしい。
35歳を超えたおっさんはとにかく頑固で、いくら教えても自分のやり方を一切変えようとしない。
いつまでも、前の会社のやり方を続けていたり全く今の会社のやり方を覚えようとしない人が多いからだそう。
その点、20代の若手はそういった考えもなく素直に会社のやり方に従ってくれる人がほとんどらしい。
その点、お前は妙に頑固だし、一行に教えた事をやらないな。社会人経験がない上に、頑固とか最悪だよ。
怒られているのは自分ではないものの、遠回しに20代の自分にも向けている説教にきこえて、居心地がとても悪かったのは言うまでもない。
でも確かに心当たりはとてもあった。技術者として、自分のやり方を持つ事は大切だと考えているし、周囲に流されるような意志の弱い技術者は成長しない。
そう思っていたが、上司の言う事があまりにも正論過ぎて、今回ばかりは少々反省…
は、しないっ!
誰が反省するかいな!
そんな理屈、明らかないびりにしか聞こえなかったわ!
そもそも、教える方にも問題はあることを全く感じていない!
あの環境なら簡単なことでも覚えられんわな!
そもそも今回の件に関しては、若手が良かれと思ったことをまず褒めなさいよ!怒るのはその後でしょうが!
全くウチの会社の上は何のために部下を怒るのか迷走しすぎ!
あれじゃ怒られる部下も周囲の人間もストレスのはけ口としか感じませんよ!
部下が成長する怒り方はこうっ!
まず、怒る前に深呼吸して私事を完全になくす!
次になぜ部下はそうしたのかを考える!この時いきなり「何で?」と聞くのは全くの無意味!聞き方が部下の思考を停止させる!
てか、部下に聞かなくても分かるだろ!理由を聞く時点でいびりの感情が丸出し!要注意!
そして、まず同感する。
「○○○だと思ったんだよな〜わかるわ〜俺も若手の時はよかれと思ってやったわ」てな感じで、怒られるだろうなって構えていたのにあれ?みたいな中立的な気持ちにさせる!
そして最後に、「こうするとこうなるから、これはこうするといい」と分かりやすく説明する!
絶対に臨戦体制でいてはダメ!部下は構えて怒られている内容を理解する思考が半分に低下するから!
こんな簡単な仕事すら出来ないなんて腹立つわぁって気持ちはわかるけど、お前もはじめはクソみたいなカス野郎だったはず!
反骨精神でなにくそ頑張りタイプは今の若手に存在しない!
怒り方を変えないと、部下は変わらない!つまり会社は変わらない!
上司のお前が変われば簡単に会社を変えられるんだから、それくらい我慢してみろよ!
どうせ高い給料もらって、その金でキャバクラで楽しくストレス発散してんだろ?
お前に怒られた部下はキャバクラ行く金もなくて1人モンモンとストレスと戦ってんだよ!
たまにはキャバクラに連れて行くくらいの器じゃねーと部下は寄り付かないよ!
げんに今のお前の下に一年以上続いた部下いるか?
いねえだろ?辞めてるか部署移動してるかじゃね?
それが全てを物語っているんだよ!いい加減気付けよな!
お前のやり方は間違っている!
古くて、回りくどくて、なにより会社をダメにしている!
本気で会社を良くしたいなら、時代に沿ったやり方を、臨機応変にやってみろ!
誰かを変えたいなら、まず自分が変わる事から!
これに尽きる!以上!