社畜ログ - いったい何のための仕事なのか -

混沌うずめく大都会で社畜を満喫する20代後半のサラリーマンライフ。働くという事の意味を忘れない為に、私書きます。

上司に会社を辞めると伝えたら態度が変わった

あまりにも上司の言い方とやり方が酷いと感じたため、先日、上司を会議室に呼び出して会社を辞めると伝えた。


怒られた直後だったので、突発的な事あったけど、それまで積りに積もったストレスも爆発したのかもしれない。


上司が一通り言いたい事を言い終わった後、「ちょっと時間いいですか?」と言って空いている会議室へ上司を連行。


落ち着いたトーンで俺は言った。


「すいません、僕辞めます」


「そんなんだとホントいらないから」「お前みたいな利益を生まない奴は正直邪魔」「真面目にやらないとクビ切るよ?」


日頃からそんな言い方をしていた上司のことだ。どうせ「あそう。いつで辞める?」とでも言うと思った。ところが、上司が発したのはクソみたいな言葉だった。


「ごめん!辞めないで!困る!」


一瞬、聞き違いかと自分の耳を疑った。さらに上司は、


「ごめん!ちょっと言い過ぎた!」


鼻から何と言われても辞めるつもりだったけど、このカスみたいな本性を表した上司には心底呆れた。


もっと上司らしく引き止める、もしくは送り出すのかと思いきや、謝る、そして反省をするっていう。


こんな様子の上司を前に、「怒り」と「笑い」と「呆れ」が一気にやってきて辞める意思は完全に固まった。


その後、約2時間に渡り説得をされた。初めの30分は断固たる決意で辞めると言い張っていたが、上司のしつこい姿にめんどくさくなってきた。


「考えます」


そう言って、その場からは逃れられた。


そのまま業務に戻ると、いつもは投げつける仕事を「俺やるから」だ。


なんだこいつは。


これが一部署の長の姿か?さらに失望した。


きっとこいつはこうやって人によって態度をコロコロ変えて、ここまで登りつめた人間なんだろう。


でも明らかに違う。これじゃない。俺はこれを求めていない。むしろこのやり方が通用すると思っている時点で、仕事としてではなく人間としてのレベルの低さを知った。


俺は今までこんなクソみたいな奴の下でイビられ、耐えて、自分を抑えていたと思うと、費やした時間が惜しくなった。


それから俺は何事もなかったかのように真面目に仕事をしている。フリをしている。


体調不良と言って午前中に面接を受けたり、家庭の事情と言って有給消化をしている。


出した書類審査は全て通過。二次面までも数社決まった。内定はほぼ確定。


後はいかにこのクソみたいな奴らにトドメを刺すことが出来る辞め方ができるかどうか。


今のところ、すっかり心を入れ替えて真面目に仕事をしていると思い込んでいるようだ。


その証拠に、以前の説教が復活してきた。ウザい上司に戻った。全くコイツは懲りないな。


「失敗を改善に繋げない」


俺に言い放ったその言葉、そのまま返すよ。


最近の若者はキレやすいだの、やる気がないだの言われているが、そんなの知った事ではない。お前のせいで自分の人生台無しになると確信したから、取り返しがつかなくなる前に軌道修正をしただけだ。


上司であるお前がどんな仕打ちを受けてそこまで上り詰めたかは知らんが、少なくてもお前のようにはなりたくない。


やられた事を同じように後輩にやって、成長を手助けし、あたかも自分は感謝される身だと勘違いしている。


部下は1人の人間。それぞれ個性もあって特性もある。上司はそれを見抜き、最適な方法で指導する義務がある。


飴と鞭を上手く使い分け、怒っているのは仕事だからだと理解してもらう。ずっと怒られているばかりだと、自分という人間そのものが否定されていると思ってしまう。それが今の若者の特性。


部下の育て方が分からない奴は、人の上に立つ資格はない。人を育てることが出来ないな奴に、会社を育てることは出来ない。